初めての鍼治療!効果はいつから?ハリの疑問をすべてお答えします!

鍼治療

初めての鍼治療。

  • 鍼って痛い?
  • どのくらいの期間効果が持続する?
  • 翌日の体の変化は?
  • 鍼治療って何で効くの?
  • どんな症状に効果的?
  • 副作用はある?
  • 保険や料金の相場は?          

鍼治療は、古い歴史があるにも関わらず、ファーストチョイスになりにくい治療法です。

整体やマッサージ以上の効果を求める方が訪れるのが鍼治療です。

そんな最後の砦となる鍼治療を詳しく知りたい方のために、鍼治療の疑問をすべてお答えします。

是非、参考にしていただき、鍼治療を受けるきっかけにしてみてください。

1.鍼治療って痛い?

鍼治療

鍼治療というと、痛い、怖いイメージを持つ人がとても多いです。

鍼治療は、この「針」という漢字を使っていません。

「針」は注射や裁縫の針であり、「鍼」は注射より細く繊細なものです。

1-1.鍼は痛くない

鍼

針の中が空洞になっているのが注射針です。

鍼と注射針を比べると、これだけ太さに違いがありますので、注射のような痛みはありません。

鍼

イメージとしては、髪の毛と同じくらいの太さと思ってください。

1-2.でも下手な鍼は痛い

鍼

鍼治療は直接体に刺入していくのではなく、鍼管という筒状の中に鍼を入れて打ちます。

この鍼管を使うことにより痛みを最小限に抑えることができ、痛みを感じることなく体に鍼を打っていくことができます。

しかし、技術の乏しい下手な鍼灸師が鍼を打つと痛みを感じることがあります。

ファーストコンタクトで痛みを感じると、筋肉が過度に緊張して、余計痛くなることがあります。

特に痛みに敏感な人は、治療前にその旨を先生に伝えるようにしてください。

鍼の太さも種類がたくさんあるので、細い鍼で様子を見ながら治療してもらえるはずです。

鍼治療独特のひびき

痛みとは別に鍼治療独特のひびきを感じることがあります。

ズシーン重く、時にはズキッと鋭く響きます。

鍼が悪いポイントにしっかり当たることで起こる現象です。

鍼治療はこの感覚がとても大事です。

それでもまだ鍼治療に恐怖心がある方へ

鍼治療に恐怖心がある場合は、先生に不安な部分をしっかり伝えることが大切です。

100人いたら100通りの対応があります。

あなたの体に合った刺激量で治療してもらえるはずです。

2.鍼治療の効果

鍼

いつから効果が現れるか、どのくらい持続するか、何回通院すればいいのか…

とても知りたい内容だと思います。

体の状態や年齢、治療の方法によって効果も個人差があるのが正直なところです。

効果の出る過程は、いろいろなパターンがあります。

症状の重症度によって違いますが、一般的なものとして参考にしてみてください。

2-1.まず35回を目途に通院する

実際、1回の治療で効果が出る方もいますが、通常は3~5回の治療で効果を実感できるはずです。

数回治療していく中で、体の状態も変わってきます。

治療する側からすれば、効果が現れていなくても、細かな体の変化を感じながら治療しています。 

その中でどれくらいの期間で効果が現れるか、または鍼治療では治らない症状なのか把握しています。

その期間として、5回は治療が必要と考えます。

5回治療が終わり、初診時と全く変わっていない場合は、治療を中止しましょう。

治療方法が合わない、鍼治療の適応外、治療家の技術不足の可能性が高いです。

2-2.効果の持続

  • 1日…継続治療することで効果の持ちがよくなる。
  • 3日…まずまず。初回は3日効果が持続すれば良い方。
  • 1週間以上…効きが良い。

数回治療をしていくことで、効果が持続しやすくなります。

治療を開始してからは、あまり間隔をあけず通院することが望ましいです。

効果が持続するようになると、通院間隔をあけるのが基本です。

2-3.治療期間や間隔

症状や鍼灸師の治療方針により治療期間や間隔は違います。

基本は週1回のペースです。

症状が重症だと週2回治療するなど、鍼の効き具合によって治療の間隔が変わります。

7割方良くなれば治療を終了する、1ヵ月後にメンテナンス治療するなど、相談しながら決めていきます。

3.鍼治療はどんな症状に効果がある?

肩こり 鍼治療

鍼治療は、肩こりや腰痛のイメージがあるかもしれませんが、他にも適応症状がたくさんあります。

西洋医学では、整形外科、内科、外科など多くの専門科があるのと同じように、東洋医学である鍼治療もそれぞれの分野や効果が認められています。

西洋医学では悪い箇所だけを診るのに対し、東洋医学では全身を診る特徴があります。

西洋医学で治らない症状を東洋医学が治し、お互いの短所を補いながら治していくことが理想です。

WHO(世界保健機構)が認める鍼灸治療の適応症状

運動器系疾患

関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

神経系疾患

神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

循環器系疾患

心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

呼吸器系疾患

気管支炎・喘息・風邪および予防

消化器系疾患

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

代謝内分泌系疾患

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

生殖、泌尿器系疾患

膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

婦人科系疾患

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

耳鼻咽喉科系疾患

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

眼科系疾患

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

小児科疾患

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

4.鍼治療が効く仕組みと体に与える影響

鍼治療

鍼治療は、様々な症状に効果があることがわかったと思います。

では、なぜ鍼が効くのか、鍼を打つと体にどんな変化を与えるのか説明します。

4-1.血流の改善により筋肉が柔らかくなる

血行が悪い部分は、筋肉が硬くなり、痛みの元ができます。

そこに鍼を打つと、血液の流れが正常に戻り、筋肉が柔らかくなることで、症状が改善していきます。

反射によって血流が良くなる

鍼を打つと、その部分の神経が興奮します。

その興奮した情報は、脊髄や脳へと伝えられます。

通常の反射は、脊髄や脳を経由する脊髄反射により、血流が良くなります。

鍼の刺激は脊髄を経由しない軸索反射を起こします。

軸索反射は、感覚神経の末端から血管を広げる物質が放出されます。

その結果、血液の流れが良くなります。

鍼を打った皮膚が赤くなるのは、軸索反射によって血行が改善したことを意味します。

4-2.脳内で痛みを抑える物質が出て、痛みが和らぐ

鍼治療がなぜ効くのか、科学的な根拠として、脳内でモルヒネに似た物質が放出されることがわかっています。

モルヒネとは、人類最大の痛みを抑える物質です。

鍼治療を受けると、何か爽快感がする、リラックスして眠くなるといった声をよくいただきます。

それは、モルヒネ様物質が出ているからです。

4-3.自律神経のバランスを調整する

自律神経は、交感神経と副交感神経にわかれ、互いにバランスをとりながら働いています。

体に不調がある人は、交感神経の活動が活発で副交感神経の活動が弱まっている状態です。

鍼治療は、交感神経の無駄な緊張を抑え、副交感神経の活動を活発にします。

西洋医学では、原因がわからないといわれる症状にも対応できるのは、人間そのものの内面から変えていくことが可能だからです。

どこよりもかなり詳しい専門的な鍼治療の効果と仕組み

鍼治療は、皮膚や筋肉にある感覚神経を刺激します。

その情報は、脊髄から脳へ伝わります。

その伝わる道筋を脊髄視床路といい、鍼の刺激➡感覚神経➡脊髄➡延髄➡中脳➡視床下部➡視床➡大脳皮質の順で刺激が伝わり、鍼の効果が発揮されます。

鍼治療の効果メカニズム

1.自律神経を調節する作用

①鍼の刺激が延髄の孤束核を興奮させる。

②その興奮が迷走神経背側核と延髄吻側腹外側野を活性化させる。

自律神経が調節される。

2.ストレス抑える作用

①鍼の刺激が視床下部を興奮させる。

②オキシトシンを放出し、副腎皮質刺激ホルモン放出因子の発現を阻止する。

ストレスが抑制される。

3.痛みを抑える作用

①鍼の刺激が中脳水道周囲灰白質を興奮させる。

②内因性オピオイド(モルヒネ様物質)が放出される。(オピオイド=痛みを抑える物質)

痛みが抑制される。

5.鍼治療に副作用はある?体の変化と注意点

疑問

鍼治療は、副作用の少ない治療法として有名ですが、副作用がゼロというわけではありません。

体質や症状の強さによっては、副作用が現れることがあります。

5-1.体のだるさ

鍼治療は、体の組織を傷つけ、その部分を治そうとする自然治癒力を引き出しますので、鍼をした部分は、微小な組織損傷と炎症が起こります。

そのため、体がだるくなることがあります。

また、体の緊張が取れ、リラックスする副交感神経の活動が活発になるなど自律神経に作用するので、体がドーンと重だるく眠くなることもあります。

これは、鍼による体の変化がしっかり出ていて、良い反応なのですが、鍼治療の刺激が強すぎるとかえって体がしんどくなります。

神経質、ちょっとしたことでもストレスを感じやすい、鍼治療に恐怖心がある方は、予め治療前に先生に相談してみてください。

5-2.痛みの場所が変わる

違う場所が痛くなった、痛みの場所が増えて悪化したなど、相談を受けることがあります。

痛みのある場所は、1ヵ所だけとは限りません。

長年の症状は、複数悪いポイントが存在します。

鍼治療により、一番痛い場所が良くなると、次は2番目、3番目と痛みの場所がコロコロ変わることがあります。

それは、少しずつ治っている証拠であり、決して悪化しているわけではありません。

5-3.内出血する

鍼が血管に当たると、内出血することがあります。

時間が経つと打撲をした後のように青紫色になります。

出血しても特に問題はありません。

5-4.アルコールは避ける

アルコールは、脳を麻痺させる作用がありますので、鍼治療をした日は飲酒をしないことが大切です。

効果が半減するといわれています。

5-5.激しい運動は避ける

鍼治療は、交感神経の興奮を抑え、副交感神経の活動を活発にします。

つまり、筋肉の緊張をとり、リラックス状態を作り出します。

運動をするということは、交感神経を興奮させることであり、鍼治療の効果とは真逆のことをしていますので、避けるべきです。

心拍数や血圧の上がらないウォーキング程度なら大丈夫ですが、走ったり激しい運動はやめておきましょう。

5-6.入浴しても大丈夫

鍼治療後にお風呂に入っても大丈夫です。

2時間ほどあけて入るのがベストです。

6.鍼治療の料金の相場は?保険がきく?

医療費

6-1.鍼治療の料金の相場は?

鍼治療は、基本的には自費診療となります。

自費診療とは、自由診療といい、料金を自由に決めることができます。

1000円のところもあれば、10000円のところもあるということです。

決まった金額ではないので、都道府県や都会、田舎などの立地によって設定にバラつきがあります。

だいたい、4000円~10000円といったところではないでしょうか。

6-2.鍼治療は保険がきく?

実は、鍼治療は保険がききます。

下記の症状のみ保険が適応されます。

鍼治療保険適応6疾患

  1. 神経痛…坐骨神経痛など
  2. リウマチ
  3. 腰痛症…慢性腰痛、ぎっくり腰など
  4. 五十肩…肩の関節が痛く腕が上がらない
  5. 頚腕症候群…レントゲンなどの検査をしても原因がわからない首や肩や腕の痛みとしびれ
  6. 頚椎捻挫後遺症…首の捻挫や交通事故後の後遺症

上記6疾患に該当する場合のみ、保険が適応されます。

注意点として、

  • かかりつけ医に同意書を発行してもらうこと。
  • 同じ疾患名で病院にかかれない。

保険の適応については、まずは通院する鍼灸院に問い合わせることから始めましょう。

鍼灸院によっては、保険を取り扱わないところもあります。

保険診療では、治療の範囲が限られてしまいますので、自費の鍼灸院がほとんどだと思います。

7.どんな鍼灸院に行くべきか?

予約

初めての鍼灸院は、不安で電話一本予約をするのも勇気がいる行動だと思います。

どんな鍼灸院を選ぶべきなのか参考にしてください。

7-1.自分の症状を治すことができるのか

一番のポイントは、今現在悩んでいる症状を改善することができる鍼灸院なのかどうかです。

鍼治療は、様々な治療法があります。

どんな治療をしているのか、治療方針や症状についての解説などわかりやすく説明しているところを選びましょう。

患者さん自身も症状について勉強して、自分の症状に合う鍼灸院を探すことが大切です。

痛みに強い鍼灸院、自律神経に強い鍼灸院、不妊症に強い鍼灸院など専門性の高い鍼灸院を選ぶと良いでしょう。

7-2.評判を参考にする

知人の紹介なら詳しくわかりますが、ほとんどがネットで検索すると思います。

鍼灸院の評判、口コミなど、今ではネットで探せばいくらでも情報は出てきます。

評価が高いところよりも口コミの内容をしっかり読むようにしてください。

自分と同じ症状の方がいれば、通院の参考になるでしょう。

7-3.ホームページを隅々まで読む

院長のプロフィール、症状について、ブログなど隅々まで読むと、先生の人柄が伝わってきます。

鍼治療は、実際に手で体に触れる行為です。

どのような人が治療をしているのかしっかり把握しましょう。

治療家の人間性がわかることで信頼がうまれ、コミュニケーションがとれやすくなります。

7-4.迷わず鍼灸院を選べ!

鍼治療を受けられるところは、鍼灸院か鍼灸接骨院です。

鍼の技術に優れているところは、鍼治療だけで食べていけますので、鍼灸院のみでやっています。

迷わず鍼治療専門の鍼灸院を選びましょう。

7-5.初診が極端に安いところはやめろ!

鍼灸業界は少ないですが、整体業界は非常に多いです。

例えば、通常初回7500円がなぜか2980円になっているところです。

安くすることで、患者さんに来院してもらいやすくしているのです。

一見、患者さんのためのように思いますが、経営のためです。

よく考えてみてください。

病院で初回安くなるところがありますか?

医学とはそういうものです。

鍼治療は鍼灸医学ですので、安くしているところはないとは思いますが。

自分の大事な体を預けるわけですから、しっかり見極めるようにしてください。

8.まとめ

いかがでしたか?

鍼治療の効果をはじめ、鍼の疑問をすべてお答えしました。

初めての鍼治療は緊張するものです。

この記事を読んで、少しでも鍼に対する不安がなくなれば幸いです。

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