顎から首にかけて痛い!顎関節症?首こり?トリガーポイントで解説

歯が痛い

顎から首にかけて痛い。

元々顎関節症があり、顎が原因?それとも首こりが原因?

このような悩みを抱えていませんか?

顎と首は、密接に関わっています。

顎関節症持ちの人は、同時に首こりも併発しており、首こり持ちの人は、顎や歯に違和感を感じることも少なくありません。

どちらが悪いというわけではなく、顎と首は繋がっているため、同じように捉えることが大切です。

この記事では、トリガーポイント理論をもとに、顎から首にかけての痛みについて解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.顎から首にかけて痛いときに考えられる病気

顎の痛み

1-1.リンパ節の腫れ

注意してほしいのは、リンパ節の腫れです。

リンパ節は免疫機能を調節する働きがあります。

首の回りには、耳の周辺、首横、鎖骨回り、耳から顎ラインにリンパ節があります。

健康な体であれば、リンパ節を触ることはできません。

触れてもとても小さく柔らかいコリのような感じです。

体の異常でリンパ節が腫れると、しこりのように硬くなり、手で触ってもわかるレベルになります。

ウイルスや細菌感染などが原因の場合もあります。

もし痛みを伴う場合は、内科や耳鼻科を受診しましょう。

1-2.顎関節症

顎関節症は、顎関節や顎を動かす筋肉である咀嚼筋に負担がかかり、口の開け閉めなどで痛みを伴う症状です。

噛み合わせや歯ぎしり、噛み癖などが原因となります。

痛みは、顎関節付近に起こることがほとんどですが、なかなか治らない痛みの場合は、首筋や耳付近まで痛みが広がることがあります。

同時に、首こりも併発していることが多いのが特徴です。

1-3.首こり

首こりが悪化すると、凝っている首だけでなく、頭痛やめまいなど頭の方まで症状が上がってくることがしばしば見受けられます。

そのひとつに、耳の前から顎付近に痛みが現れることがあります。

元々、肩や首が凝りやすい人は、首こり症状のひとつと考えるべきです。

2.顎と首は繋がっている

胸鎖乳突筋

構造的な問題として、首は下の顎と繋がっていて、また、首は肩、下の顎は歯とそれぞれ密接に繋がっています。

頭は、5㎏程の重さがあり、首や肩が支えている状態ですので、頭が前傾した姿勢をとり続けると、筋肉に負担がかかり、やがて首や肩が凝るようになります。

頭が前傾してしまう姿勢とは、デスクワーク、パソコン、スマホ操作などが挙げられます。

首こりになると、首と下の顎は繋がっているため、下の顎が後方へ引かれるようになります。

わずかですが上の歯と下の歯にズレが生じます。

そうすると、噛み合わせや顎関節の違和感、顎周辺の痛みへと変化してしまうのです。

また、逆に顎関節症になると、痛みが出ない方で噛むようになります。

すると、左右の顎関節のバランスが悪くなってしまい、首や肩が凝りやすくなり、顎から首にかけての痛みの原因となります。

このように顎と首は密接に繋がっているため、どちらが悪いということではありませんが、顎関節症の人は顎、首こりの人は首に重点をおくといいかもしれません。

3.トリガーポイントで解説!顎と首の痛み

トリガーポイント

3-1.トリガーポイント

トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。

銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。

その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。

痛みの発生場所、つまり「痛みの原因」がトリガーポイントであり、痛みを感じる場所、つまり「症状」が関連痛です。

トリガーポイントとは?

トリガーポイント…痛みの原因。発生場所。

関連痛…痛みを感じている場所。例:顎から首にかけて。

3-2.顎のトリガーポイント

顎関節症を患っている人は、顎を動かす筋肉である咀嚼筋にトリガーポイントがあります。

咬筋トリガーポイント

(✖:トリガーポイント :関連痛)

グッと噛みしめると顎関節で盛り上がる筋肉が触れます。

それがこの咬筋です。

顎関節付近や耳に痛みを出しているのがわかります。

外側翼突筋トリガーポイント

(✖:トリガーポイント :関連痛)

顎関節の痛みで必ず治療対象となる筋肉です。

顎関節の奥にあるため、体表から触れることはできませんが、歯や下顎、こめかみまで痛みを出しているのがわかります。

3-3.首のトリガーポイント

首こりを患っている人は、特に首の横にあるトリガーポイントが顎にかけて痛みを出す傾向にあります。

胸鎖乳突筋トリガーポイント

(✖:トリガーポイント :関連痛)                       

首の横にある胸鎖乳突筋は、こめかみや目の周り、顎など広範囲に痛みを出しているのがわかります。

首こりが原因の顎から首にかけての痛みは、この胸鎖乳突筋のトリガーポイントが関係している可能性が高いです。

僧帽筋トリガーポイント

(✖:トリガーポイント :関連痛)

肩こりの代表筋である僧帽筋のトリガーポイントです。

首や肩こりの人は、必ず治療対象となるトリガーポイントです。

やや後ろの首筋や顎に痛みを出しているのがわかります。

トリガーポイントの図は、必ずしもこのように痛みを出すとは限りませんが、ひとつの目安としてわかりやすくしたものです。

顎でも首でも同じような場所に痛みを飛ばしていることが理解いただけたと思います。

4.顎から首にかけての痛みを解消する

では、顎から首にかけての痛みを解消してみましょう。

3つご紹介します。

4-1.咬筋マッサージ

咬筋マッサージ

咬筋は、グッと食いしばったときに盛り上がる筋肉です。

指でやさしく円を書くようにマッサージすると良いです。

3回行う。

あまり力を入れ過ぎないこと。

心地良い程度にマッサージする。

4-2.胸鎖乳突筋マッサージ

胸鎖乳突筋マッサージ

胸鎖乳突筋は、鎖骨の内側上から耳の後ろに向かって走行していますので、その通りをつまんで圧迫していきます。

鎖骨から耳の後ろの間で、特に凝りを感じる所を持続的に圧迫します。

5秒圧迫を3回行う。

決してゴリゴリほぐさないこと。

腫れやしこり、熱感がある場合、中止する。

4-3.僧帽筋ストレッチ

僧帽筋ストレッチ

1.椅子に座って背筋を伸ばし、両手を頭の後ろで組みます。

僧帽筋ストレッチ

2.両手で頭を押して首を前に倒し、首の後ろを20秒伸ばします。

僧帽筋ストレッチ

このように猫背にならないように注意。

3セット行う。

少し伸びている感覚で留めること。

5.まとめ

いかがでしたか?

顎から首にかけての痛みは、顎と首の両方に原因があることが理解できたと思います。

もし、しこりや腫れがある場合は、リンパ節が腫れていることもありますので、病院で診察を受けましょう。

マッサージやストレッチをしても改善しない場合は、トリガーポイント専門家にご相談ください。

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