肩こりからくるしびれは放置するな!実践してほしい15の解消法

肩こり

昔からひどい肩こり症で最近手がしびれるようになってきた。

そのうち自然に治るかなと様子を見ていたのに、一向に回復の兆しがみえず不安になっているあなた。

しびれは、身体が発する危険信号です。

決して放置などしてはいけません。

肩こりが原因?首が原因?それとも神経の問題?

しびれの感覚は、ジンジン、ピリピリ、ビリビリ、感覚が鈍っている。

原因やしびれの感覚は、多様なのです。

しかしながら、どんな原因や感覚であれ、肩こりを解消していくことが、しびれを治す一番の近道であることに間違いありません。

この記事では、考えられるしびれの原因をしっかり理解していただくために、近年の医学的な見解と実践してほしい「肩こりしびれ解消法」をご紹介します。

肩こりからくるしびれを放置せず、今の自分の身体と向き合ってもらえたら幸いです。

1.肩こりが原因でしびれが出る理由

肩こり

1-1.肩こりによるしびれの一般的な見解

肩こりは筋肉の血行不良によって、筋肉が硬くなり、その筋肉の凝りが神経を圧迫してしびれが出ます。

そのため、筋肉をほぐして柔らかくすることがしびれの解消につながります。

というのが一般的な見解です。

それをもう少し医学的な見解を含め、フカボリしてみましょう。

1-2.肩こりは筋膜の癒着が原因

近年の臨床研究により、肩こりは筋肉の凝りではなく、筋膜に問題があることがわかってきました。

筋膜とは、筋肉を包んでいる膜のことです。

デスクワークなど同じ姿勢を続けていると、体の一部分だけに不必要な負担が加わり、筋膜が自由に動けなくなります。

本来筋膜は自由に伸び縮みをして、体の緊張をうまくコントロールしていますが、それができなくなるのです。

そうなると、筋膜が硬くなり筋膜同士が癒着した状態になってしまいます。

これがコリです。

肩こりの本質は、筋膜の異常によるものであることが近年わかってきたことです。

1-3.筋膜に異常が起きたらどうなる?

筋膜は全身を包むボディスーツのようなものです。

1ヵ所に異常が生じると、その異常を他の部分でかばおうとします。

この状態が続くと、かばった部分の筋膜にも異常が起こり、全身へ波及してしまいます。

1ヵ所の筋膜の異常が全身の痛みやしびれに繋がる可能性があるのです。

これが筋膜異常の厄介なところです。

また、筋膜は神経や血管やリンパ管などが通っているので、筋膜に異常があると神経に影響が出ることもあります。

しびれが出るのはこのためです。

肩こりがひどくなって、しびれを感じるようになったのは、筋膜の異常が考えられます。

2.肩こりが原因でしびれが出る人の共通点とは?

猫背

肩こりが原因でしびれが出る人には共通点があります。                           

2-1.ストレートネック

ストレートネックとは、本来なら首の骨(頚椎)がS字のように弯曲しているのに、真っすぐになってしまう状態のことをいいます。

頭の重さを首が支えているのですが、弯曲していることで、その重さを分散させる役目があります。

ストレートネックになってしまうと、頭の重さを分散させることができないので、首への負担が倍増します。

そのため、肩や首が痛んだり、凝りやすくなるのです。

2-2.血行不良

肩こりによって、細かい血管が圧迫されたり、血液の循環が悪くなります。

血行不良になると、手足が冷たく感じたり、冷え性の方は、肩こり持ちが多いのが特徴です。

2-3.デスクワーク

生活環境で一番問題になるがデスクワークです。

一日中座った状態で作業をしていると、肩こりになります。

15分に1回は、肩や首を回すよう心がけてみましょう。

2-4.ヘルニア

しびれが出ると不安に思うのが「頚椎ヘルニア」です。

近年のデータでは、ヘルニアでしびれや痛みが出る割合は5%ほどです。

ヘルニアと診断を受けても、手術をするケースは少なく、保存的に治していくことがほとんどです。

3.肩こりが原因でしびれが出る場所はさまざま

肩こりによるしびれは、決まった場所がしびれるとは限りません。

筋膜異常による肩こりは、あらゆる場所にしびれが波及するのが特徴です。

3-1.肩そのものがしびれる

肩が凝っている場所にしびれを感じることがあります。

ジンジンするような変な感覚が肩全体にします。

血行不良が考えられますので、温めることが大切です。

3-2.腕がしびれる

肩こりがひどくなると、まず腕がしびれるようになります。

二の腕や肩の付け根からしびれが肘まで広がっていきます。

痛みを伴う場合もあります。

3-3.手、指先がしびれる

指先がジンジン、ピリピリしたり、感覚が鈍くなります。

肩、腕、肘と繋がってしびれるパターンと指先だけしびれるパターンがあります。

指先のしびれだけの場合は、手根管症候群の可能性もあります。

手根管症候群は、手を使うことが多い女性になりやすい病気です。

3-4.首、頭、顔がしびれる

肩こりだけでなく、首も凝る人がなりやすいです。

顔半分や唇がしびれたり、しびれ方は様々です。

3-5.背中、肩甲骨まわりがしびれる

肩こりと一緒に背中が凝る人がなりやすいです。

肩甲骨の内側がしびれて、その後、肩や腕にしびれが広がる傾向にあります。

また肩甲骨の外側、肩の後ろの付け根がしびれることもあります。

指先までしびれが広がる傾向にあります。

3-6.全身がしびれる

筋膜異常は、しびれが広がる特徴があります。

手足、上半身や下半身だけ、右半身だけなど広い範囲に症状が広がります。

このような状態になると、一刻も早く筋膜治療の専門家に相談してください。

4.肩こり、しびれに併発する症状も!

めまい

慢性的に症状が続いていくと、肩こりとしびれに併発する症状も出てきます。

特に肩・首こりは自律神経が乱れやすくなるので、自分で対処するのが難しくなります。

早めに筋膜治療の専門家に相談してください。

4-1.めまい

肩こりに伴い、めまいがするようになります。

ふわふわするようなめまい、立ちくらみなど。

4-2.吐き気

吐き気がするほど肩が凝る人もいます。

実際に嘔吐する場合もあり、気分不良になります。

4-3.頭痛

頭痛の多くは、肩や首の凝りが原因です。

ひどくなると、後頭部やこめかみなどを中心に痛みが広がります。

4-4.耳鳴り

肩こりよりも首こりが強い人は、耳鳴りを併発します。

耳鼻科でも原因がよくわからない場合は、凝りを疑ってみては。

4-5.身体のだるさ、脱力感

自律神経失調症になった状態です。

自律神経は自分でコントロールすることができない神経なので、辛い病気です。

肩や首の凝りは、自律神経に深く関わっているので、肩こりを治療すると、少しずつ快方に向います。

4-6.息苦しい

これも自律神経の病気です。

呼吸が浅くなるのが特徴です。

首肩こり治療で快方に向かいます。

5.肩こりとしびれを解消するストレッチ

ストレッチ

しびれがあると安静にした方がいいのでは?と思いがちですが、首と肩をゆっくり動かすストレッチは自分でもした方がいいです。

重たい頭と腕を支えているのは、首と肩です。

日頃から同じ姿勢を続けていると、猫背などの悪い姿勢になって余計負担がかかります。

肩こりでも凝る場所は人ぞれぞれですので、今からご紹介するストレッチをいくつか試してみて、一番楽になるストレッチを続けてみてください。

5-1.デスクワークの方に絶対してほしい肩こりしびれ解消ストレッチ

5-1-1.胸の筋膜を伸ばすストレッチ①

筋膜リリース

1.手を壁につき、肩幅で立ちます。

2.両膝を軽く曲げ、お尻を後ろに引きながら、両腕の間に頭を入れ、胸を30秒伸ばします。

壁についている手は、小指側を壁に親指側を上に向けておく。

5-1-2.胸の筋膜を伸ばすストレッチ②

筋膜リリース

1.足を肩幅に広げて壁の横に立ちます。

2.腕を伸ばして壁につけ、「Cの字」を作るように胸と脇を30秒伸ばします。

3.反対側も同じように伸ばします。

両足は伸ばしたままで、立ち位置は変えないように。

5-1-3.胸の筋膜を伸ばすストレッチ③

筋膜リリース

1.壁の横に立ち、手をついてストレッチさせた状態を作ります。

2.テニスボールを鎖骨の下に押し当て、心地よい程度に30秒圧迫します。

3.反対側も同じように行います。

5-1-4.首すじの筋膜を伸ばすストレッチ

筋膜リリース

1.腕を後ろに回し、頭を横に倒しストレッチさせた状態を作ります。

2.テニスボールを首すじに押し当て、心地よい程度に30秒圧迫します。

3.反対側も同じように行います。

5-1-5.首の両サイドの筋膜を伸ばすストレッチ①

筋膜リリース

1.頭を持ち、反対側の腕は伸ばした状態にします。

2.手で頭を倒して、後ろを見るように首すじを伸ばしながら、反対側の腕は手首を内側に捻りながら後ろへ引き上げます。30秒伸ばします。

3.反対側も同じように行います。

首は捻りを加えると筋膜がより伸ばされる。

腕は引っ張られるイメージでゆっくり伸ばす。

5-1-6.首の両サイドの筋膜を伸ばすストレッチ②

筋膜リリース

1.テニスボールを肩の上にのせ、反対側の手で頭を持ちます。

2.斜め下を見るように手で頭を倒しながら、テニスボールを30秒押し当てます。

3.反対側も同じように行います。

首は捻りながら横に倒すイメージで。

首すじから肩にかけて、押して伸ばすイメージで。

5-1-7.首の後ろの筋膜を伸ばすストレッチ①

筋膜リリース

1.両足を肩幅に開いて立ち、両手を頭の後ろで組みます。

2.膝を軽く曲げながら、両手で頭を倒して首の後ろを30秒伸ばします。

首を前に倒すとき、上体の力を抜き、両腕の重みを上手に使うとより伸びやすい。

5-1-8.首の後ろの筋膜を伸ばすストレッチ②

筋膜リリース

1.後頭部にタオルポールを当て、仰向けになります。

2.全身リラックスした状態で、体重を自然にかけて、タオルポールが首すじに沈み込む感覚が出るまで、ゆっくり30秒伸ばします。

タオルポールは首の後ろではなく、後頭部に置く。

バスタオルを使ってポールを作る。

バスタオルの中に雑誌を置いて、タオルを丸めて紐で縛ると簡単にできる。

雑誌を入れた方が硬くなり、強度が保てる。

5-1-9.首すじの筋膜を伸ばすストレッチ

筋膜リリース

1.腕を後ろに回し、その手首を持って固定します。

筋膜リリース

2.頭を倒し、首すじから肩にかけて30秒伸ばします。

3.反対側も同じように行います。

5-1-10.肩甲骨まわりの筋膜を伸ばすストレッチ①

筋膜リリース

1.右手を右腰に回し、肘を曲げて横に突き出します。

筋膜リリース

2.この状態から、できるだけ右肩の位置を残しながら、左側へ上体をまわし、肩周りの筋肉を30秒伸ばします。

3.反対側も同じように行います。

5-1-11.肩甲骨まわりの筋膜を伸ばすストレッチ②

筋膜リリース

1.両肩の肩甲骨の下にタオルポールを入れ、仰向けになります。

2.身体を抱きかかえるように反対の肩を持ち、左右の肩甲骨の間を広げます。

3.お尻を浮かせ、体重をかけて肩甲骨にタオルポールが沈み込む感覚が出るまで30秒伸ばします。

5-1-12.肩甲骨まわりの筋膜を伸ばすストレッチ③

筋膜リリース

1.肩甲骨の真ん中のテニスボールを当て、壁に寄りかかってボールを押し込みます。

2.肘を曲げたまま、手のひらを前後に動かして、肩甲骨のまわりを30秒押し伸ばします。

3.反対側も同じように行います。

肘の位置を固定し、そこを支点に手のひらを前後させる。

立った状態で難しいようなら、仰向けで寝た状態でも可能。

5-2.腕、背中のしびれ、猫背が気になる方にオススメ!ストレッチ

筋膜リリース

1.椅子の後ろに立ち両手をクロスさせて、椅子を持ちます。

軽く前傾姿勢を保ちます。

筋膜リリース

2.お尻を後ろに引いて膝を曲げながら、クロスした両腕の間に頭を入れるように背中から腕の後ろを伸ばします。

30秒ほど伸ばす。

背中を反らさず丸めると背中が伸びやすい。

5-3.肩から手にかけてのしびれが気になる方にオススメ!ストレッチ

筋膜リリース

1.壁の横に立ち、肩幅に足を開きます。

手のひらを壁につけ、反対の手を頭の上にのせます。

筋膜リリース

2.腰から下は固定したまま、後方を見るように首、胸、肩を大きく捻ります。

30秒ほど伸ばす。

壁側の腕は肘を曲げずしっかり伸ばす。

5-4.肩こりより首こりが気になる方にオススメ!ストレッチ

筋膜リリース

1.首の下にタオルポールを入れ、リラックスします。

そのまま10秒待ちます。

筋膜リリース

2.横向きになり、リラックスします。

そのまま10秒待ちます。

3.反対側も同じように伸ばします。

筋膜リリース

4.仰向けの状態から、顔だけ横に向け、リラックスします。

そのまま10秒待ちます。

5.反対側も同じように伸ばします。

筋膜リリース

6.肩甲骨の下にタオルポールを入れ、右手は左肩へ左手は右肩へ置き10秒待ちます。

腕を組みかえて同じようにリラックスします。

6.まとめ

いかがでしたか?

肩こりでしびれが出る原因が理解でき、自分で解消する方法もわかったと思います。

  • 肩こりの原因は、筋膜異常がほとんどである
  • 筋膜異常によりしびれが出ることがある
  • その筋膜異常は自分でも対処できる

肩こりからくるしびれは放置せず、今の自分の身体と向き合ってみてください。

そして、15の肩こりしびれ解消ストレッチを実践し、自分で解消してみましょう。

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