顎関節症と肩こりの関係とは?顎・首・肩は一連のつながりがある

顎の痛み

噛みしめや噛み合わせが原因で顎関節症を患っている。

顎が痛くなると、肩こりもひどくなる。

元々肩こり持ちで、最近顎も痛くなってきた。

このような悩みを抱えていませんか?

顎が原因なのか、それとも肩こりが原因なのか、わかりにくいですよね。

顎、首、肩の痛みは、それぞれ分けて考えるのではなく、「ひとつのつながり」として捉えることが大切です。

この記事では、顎の痛みと肩こりの関係性、顎と肩は繋がっていることについて解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.顎関節症から肩こりになる

歯痛

顎が痛いとき、痛い側の顎で極力噛まないように、いつもとは違った噛み方をすると思います。

また、寝ているとき、無意識のうちに食い縛っているせいか、朝起きたら顎が痛いことがありませんか?

人には必ず噛み癖があります。

では、グッと歯を噛みしめてみてください。

顎の筋肉の発達に左右差がありませんか?

筋肉が盛り上がっている側でよく噛んでいる証拠です。

顎の筋肉は首や肩の筋肉と繋がりがあり、普段とは違う噛み方や顎の使い過ぎによっていつもと違う負荷がかかるのです。

その結果、首や肩に凝りを感じるようになります。

2.肩こりから顎関節症になる

肩こり

重い頭を日々支えているのは、首と肩です。

長時間のパソコンやデスクワークなど頭が前に倒れるような悪い姿勢を続けていると、首や肩が凝ってきます。

凝りが発生すると、首の筋肉によって下顎が後方へ引っ張られるようになります。

その結果、歯の噛み合わせが悪くなったり、顎関節の痛みが現れるのです。

3.顎関節症と肩こりの関係性

歯が痛い

顎の痛みと肩こりには、深い関係性があります。

普通は、顎が痛いと顎に原因がある、肩こりだと肩に原因があると思われがちですが、両者には一連の繋がりがあり、どちらも悪いケースが多いのです。

3-1.首と下の顎は繋がっている

構造的な問題として、首は下の顎と繋がっていて、また、首は肩、下の顎は歯とそれぞれ密接に繋がっています。

頭は、5㎏程の重さがあり、首や肩が支えている状態ですので、頭が前傾した姿勢をとり続けると、筋肉に負担がかかり、やがて首や肩が凝るようになります。

頭が前傾してしまう姿勢とは、デスクワーク、パソコン、スマホ操作などが挙げられます。

肩こりになると、首と下の顎は繋がっているため、下の顎が後方へ引かれるようになります。

わずかですが上の歯と下の歯にズレが生じます。

その結果、噛み合わせに違和感が出たり、顎の痛みへと変化してしまうのです。

また、逆に顎に原因がある場合は、顎の痛みが出ない方で噛むようになります。

すると、片側の顎だけに負担がかかるようになり、片側の首や肩が凝りやすくなります。

このように、どちらが悪いわけではなく、顎と肩の両方が痛い場合は、どちらも悪くなっていると認識すべきです。

3-2.トリガーポイントが歯に痛みを飛ばす

トリガーポイント

顎関節症と肩こりに関係あるトリガーポイントが歯に痛みを飛ばすこともあります。

トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。

銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。

その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。

顎関節症の場合、顎の痛みの発生場所、つまり「顎関節症の原因」が肩の筋肉のコリ(トリガーポイント)であり、顎の痛みを感じる場所、つまり「顎の痛み」が関連痛であるというわけです。

痛い場所と痛みの原因が一致しないということです。

肩や首、側頭部、咀嚼筋(物を噛む筋肉)のトリガーポイントが顎の痛みの原因になるのです。

3-2-1.僧帽筋トリガーポイント

僧帽筋トリガーポイント

(✖:トリガーポイント :関連痛)

肩こりで一番凝りやすい筋肉である僧帽筋トリガーポイントの痛みの分布です。

赤で記してある部分が関連痛といい、実際に感じている痛みの場所になります。

顎に痛みを出しているのがわかります。

3-2-2.胸鎖乳突筋トリガーポイント

胸鎖乳突筋トリガーポイント

(✖:トリガーポイント :関連痛)

首の横にある胸鎖乳突筋トリガーポイントです。

顎だけでなく、目の周りや耳にも症状を出しているのがわかります。

顎の痛みと眼精疲労、頭痛、耳鳴り、めまいなど多くの症状の原因となるトリガーポイントです。

3-2-3.側頭筋トリガーポイント

temporalis muscle

(✖:トリガーポイント :関連痛)

側頭筋トリガーポイントです。

主に側頭部の頭痛や頭の重だるさに関与しますが、歯痛にも関わります。

そのため、顎の痛みとも関係が深いトリガーポイントといえます。

3-2-4.外側翼突筋、咬筋トリガーポイント

外側翼突筋トリガーポイント

(✖:トリガーポイント :関連痛)

顎関節症の人には、必ずトリガーポイントがあるといわれる、外側翼突筋と咬筋トリガーポイントです。

別名、咀嚼筋ともいわれ、物を噛むときに働く筋肉です。

必要以上の噛みしめや食いしばり傾向の人、偏った噛み癖のある人は、間違いなくこの筋肉にトリガーポイントがあります。

それが、顎の痛みに直結している可能性大です。

4.咀嚼筋マッサージと肩こりストレッチで解消しよう

顎、肩とも両方に原因があることが理解できたと思います。

顎の痛みと肩こりを両方お持ちの方は、早く治すためには治療を受けた方が良いです。

まずは、自分で解消する方法を実践してみてください。

4-1.咬筋マッサージ

咬筋マッサージ

顎が痛いときに効果的です。

咬筋は、グッと食いしばったときに盛り上がる筋肉です。

指でやさしく円を書くようにマッサージしましょう。

4-2.側頭筋マッサージ

側頭筋マッサージ

頭痛持ちの人にもオススメです。

眉毛の外側と目尻の外側が交わる点(こめかみ辺り)をジワーッと圧迫します。

また、耳の4cm上あたりの側頭部を圧迫するのも効果的です。

4-3.胸鎖乳突筋マッサージ

胸鎖乳突筋マッサージ

首の真横が凝る人にもオススメです。

鎖骨の内側上から耳の後ろに向かって筋肉をつまんで圧迫していきます。

その間で、特に凝りを感じる所で持続的に圧迫します。

マッサージの注意点

決してゴリゴリほぐさないこと。

痛気持ちいい感覚の強さで行うこと。

やり過ぎないこと。(慣れるまでは1分以内で終わる)

4-4.肩こりストレッチ①

僧帽筋ストレッチ

1.椅子に座って背筋を伸ばし、両手を頭の後ろで組みます。

僧帽筋ストレッチ

2.両手で頭を押して首を前に倒し、首の後ろを20秒伸ばします。

僧帽筋ストレッチ

このように猫背にならないように注意。

3セット行う。

少し伸びている感覚で留めること。

4-5.肩こりストレッチ②

肩甲挙筋ストレッチ

1.左手で右手を持ち固定します。

2.首を左に回し左前に倒して、右首から肩ラインを20秒伸ばします。

3.反対側も同じように伸ばします。

3セット行う。

少し伸びている感覚で留めること。

4-6.肩こりストレッチ③

僧帽筋ストレッチ

1.右手で左側頭部を押して、左首から肩のラインを20秒伸ばします。

僧帽筋ストレッチ

2.反対側も同じように伸ばします。

3セット行う。

少し伸びている感覚で留めること。

5.まとめ

いかがでしたか?

  1. 顎関節症と肩こりはどちらも治療する必要がある。
  2. 顎から肩、肩から顎へと一連の繋がりによって痛みが現れる。
  3. 両方痛む場合は、早急に治療が必要である。

まずは、マッサージとストレッチを実践してみてください。

2週間ほど続けてみて、もし改善しない場合は、トリガーポイント専門家にご相談ください。

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