首こりは揉むな!吐き気・頭痛・めまいの3大症状をストレッチで解消

首こり

首こりがひどくて、吐き気、頭痛、めまい、動悸、倦怠感、息苦しい、不眠、イライラ…

このような悩みを抱えていませんか?

これらの症状は、「首こり」によるもので、特に吐き気、頭痛、めまいは首こり3大症状です。

首こりが楽になれば、症状も落ち着いてきますが、決して首を揉んではいけません。

「こり=ほぐす」のイメージがありますが、首は人間にとって生命を維持するための大事な部分です。

素人が安易に揉むべきではないのです。

この記事では、首こりによる吐き気、頭痛、めまいをストレッチで解消する方法を書いています。

是非、参考にしてみてください。

1.首は揉んではいけない

駄目

1-1.首こりと肩こりの違い

肩こりで悩んでいる人はたくさんいます。

その中の多くの方は、首の凝りも同時に自覚しています。

昔は、首こりという言葉が一般的ではなく、肩こりとしてまとめられていました。

その両者の違いは、肩はいくら凝っても神経症状を出しませんが、首は全身の不調を引き起こします。

首が凝ると、頭痛、めまい、動悸、血圧の変動など自律神経機能が乱れ、様々な不定愁訴が現れます。

症状を軽くする薬による対症療法だけで、つらい症状が延々と続いてしまう現実があります。

1-2.首の筋肉は細くて互いに重なり合っている

頚板状筋

首の筋肉は、他の筋肉に比べて、細くて互いに重なり合っているのがわかります。

前後左右自由に動かせるように、とても小さな筋肉で成り立っています。

そのため、一つひとつの筋肉の力が弱いのです。

ましてや、一日中重たい頭を支えるために、ずっと働き続けているため、日々の疲労が蓄積します。

首の筋肉は、疲労しやすく、またその疲労を解消しにくいといった側面があるため、首こりが発生するのです。

1-3.首は脳の一部

首は脳の一部、首がないと生きていけません。

首の奥は、自律神経機能に関わる大事な部分です。

自律神経は、生命を維持するために必要な機能をコントロールしている神経です。

首に異常が起きると、自律神経に関わるトラブルが発生しやすくなります。

そのため、安易に揉んではいけないのです。

首が凝るとマッサージに行きたくなる気持ちもわかります。

首を強く揉んだり、引っ張ったりして、痛みが残り、不調が現れて困っている方を何人も診てきました。

ムチウチもそうですが、一度首を傷めると、なかなかスッキリ治らないのが首なのです。

2.首こりができあがるまで

不良姿勢

2-1.首こりになりやすい姿勢

うつむき姿勢が長時間続くと、首の筋肉に疲労が溜まります。

上の画像のような、猫背、頭が前に出る、首が上がるような姿勢は、首こりになりやすい典型的な例です。

パソコン、デスクワーク、スマホなど、うつむく姿勢は日常にたくさんあります。

2-2.疲労の蓄積で筋肉が固くなる

同じ姿勢が続くと、筋肉が緊張状態になり、血液の流れが滞ります。

その結果、筋肉が固くなってしまい、自然回復できなくなります。

2-3.柔軟性がなくなり首こりになる

自然回復できなくなると、柔軟性がなくなり、凝りを実感するようになります。

そのまま、首こりが進んでしまうと、吐き気、頭痛、めまいなどの症状が現れます。

首こりが原因で起こる症状

頭痛、めまい、自律神経失調症、自律神経性うつ、パニック障害、慢性疲労症候群、更年期障害、血圧不安定症、ムチウチ症、ドライアイ、不眠症、多汗症、機能性胃腸症、過敏性腸症候群、機能性食道嚥下障害、VDT症候群、ドライマウス

これらの17の症状を頚性神経筋症候群といいます。

3.頚性神経筋症候群

頚性神経筋症候群とは、いわゆる首こり病のことです。

東京脳神経センターの松井孝嘉医師により付けられたもので、上記のような症状が首こりにより発症するということです。

3-1.あなたの首こり度をチェックしてみよう                                                                              

以下の30項目のうち、いくつ当てはまるかチェックしてみてください。

  1. 頭が痛い、頭が重い
  2. 首が痛い、首が張る
  3. 肩が凝る、肩が重い
  4. 風邪を引きやすい                                          
  5. めまいがする
  6. フワフワ感がある、体がなんとなく不安定
  7. 吐き気がする、食欲不振、飲み込みにくい
  8. 寝つきが悪い、夜中に覚醒する
  9. 血圧が不安定、最高血圧が200前後になる
  10. 暖かい場所に長くいられない、寒い場所に長くいられない
  11. 汗が出やすい、汗が出ない
  12. 静かにしているのに急に心臓がドキドキする、急に脈拍が速くなる
  13. 目が見えにくい、ぼやける
  14. 目が疲れやすい、目が痛い
  15. まぶしい、目を開けていられない
  16. 目が乾燥する、涙が出やすい
  17. 口が乾く、唾が出ない、唾が多い
  18. 微熱が出る、微熱の原因は不明である
  19. 下痢をしやすい、便秘である
  20. 横になりたくなる
  21. 疲れやすい、全身がだるい
  22. やる気が起きない、意欲がわかない
  23. 天候悪化前日は症状が強い
  24. 気分が落ち込む
  25. 一つのことに集中できない
  26. わけもなく不安、いつも不安感が強い
  27. イライラしやすい、焦燥感がある
  28. 根気がない、仕事が続かない
  29. 頭がのぼせる、手足が冷たい、手足がしびれる
  30. 胸が痛い、胸の圧迫感がある、胸がしびれる

いくつ当てはまりましたか?

4以下…問題なし。

5~10…軽度の首こり。

11~17…中度の首こり。要治療。

18以上…重度の首こり。要治療。精神的なケアも必要。

4.首こり予防3つのポイント

首こりストレッチ

4-1.前かがみ姿勢の時間を減らす

前かがみの姿勢は首に負担がかかります。

パソコン、スマホ、家事、手芸など集中して何かに打ち込んでいるときは、首のことを忘れてしまいます。

できる限り生活シーンの中で、減らしていくよう努力してみてください。

4-2.デスクワーク中、15分に1回は首を動かす

15分に1回は首を動かし、休ませるようにしてみてください。

首は、横になっているとき以外、絶えず疲労が蓄積していきます。

デスクワーク中は、首を休ませリセットする時間を作ってみましょう。

4-3.首を温める

首を冷やしてはいけません。

ホットタオルや湯船に首まで浸かるなど首を温める習慣をつけましょう。

寒い時期は、マフラーやストールなどで、首を冷やさない工夫も必要です。

5.首こり解消ストレッチ

首こり解消ストレッチをご紹介します。

首は脳の一部といわれるように、とても大切な部分です。

無理矢理伸ばしたりしないようにしてください。

少し伸びているなと感じる程度に留めるようにしましょう。

5-1.ストレートネック解消ストレッチ

首こりの原因になりやすいストレートネックを解消するストレッチです。

ストレートネックではない方も予防になりますので、是非実践してみてください。

ストレートネックストレッチ

1.まっすぐ椅子に座り、首の後ろにタオルを当てて両手で持ちます。

ストレートネックストレッチ

2.首全体を後ろに倒すのと同時に、タオルを前上方に引き上げます。

この姿勢を10秒キープします。             

ストレートネックストレッチ

3.タオルは前上方に引き上げたままで、胸を張ると同時に、顎を喉に向かって引きます。

タオルが後ろに引かれそうになったら、その位置で止めて、20秒キープします。

顎を引くのが難しかったり、痛みが出る場合は、タオルを引く力を少し緩めてみてください。

3セット行う。

5-2.首を前に倒すストレッチ

首ストレッチ

1.上体をまっすぐにして立ちます。

首ストレッチ

2.首を前に倒し、10秒伸ばします。

首ストレッチ

3.さらに首を前に倒し、10秒伸ばします。

首を前に倒すとき、背中をまっすぐにして猫背にならないように注意。

伸びにくい筋肉を確認する。

60度傾けられるのが正常範囲。

5-3.首を後ろに倒すストレッチ

首ストレッチ

1.上体をまっすぐにして立ちます。

首ストレッチ

2.首を後ろに倒し、10秒伸ばします。

首ストレッチ

3.さらに首を後ろに倒し、10秒伸ばします。

首を後ろに倒すとき、背中を曲げずにまっすぐに保つ。

ひっかかりを感じる筋肉を確認する。

50度傾けられるのが正常範囲。

5-4.首を横に倒すストレッチ

首ストレッチ

首を右に倒す場合は、後ろで左手を持って固定します。

首ストレッチ

1.上体をまっすぐにして立ちます。

首ストレッチ

2.首を右に倒し、10秒伸ばします。

首ストレッチ

3.さらに首を右に倒し、10秒伸ばします。

4.反対側も同じように行います。

肩が傾いてしまわないように、首だけ横に倒す。

伸びにくい筋肉を確認する。

左右での違いを確認し、伸びにくい方向は時間をかけて伸ばす。

50度傾けられるのが正常範囲。

5-5.首を横に回すストレッチ

首ストレッチ

1.上体をまっすぐにして立ちます。

首ストレッチ

2.首を右に回し、10秒伸ばします。

首ストレッチ

3.さらに首を右に回し、10秒伸ばします。

4.反対側も同じように行います。

両肩が動かないように首だけ横に回す。

ひっかかりや伸びにくい筋肉を確認する。

60度回せるのが正常範囲。

6方向の可動域をチェック

上記の5-25-5のストレッチを行い、6方向の可動域をチェックしてみてください。

鏡の前で行うと客観的にわかりやすい。

引っかかり感や伸びにくさを感じる部分は、首こりの原因になっていると想定できる。

左右比べて、伸ばしにくい方をゆっくりと長めに伸ばす。

3セットを目安し、やり過ぎないように。

6.まとめ

いかがでしたか?

首は脳の一部であり、安易に揉みほぐしてはいけないことが理解できたと思います。

自分で首こりを解消するためには、ストレッチでゆっくり伸ばすことが大切です。

やり過ぎには注意し、3セットを目安に実践してみてください。

それでも改善しない場合は、注射や鍼治療といった選択肢もあります。

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